
【風で経営する】
中国の聖人である孔子や孟子が説く「孔孟の儒」
そこには人間集団である共同体は「風」で統率する、という考え方があります。
「風」とは、社風、家風、そして特にトップの徳風。
そしてその根底にあるのが「垂直の平等」。
その関係の在り方とは…
「支配者は心を労することを使命とし、被支配者・力を労することを使命とする民を支配し、被支配者・力を労する者から養われる。
一方、力を労する者は心を労する者に支配され、心を労する者を養う。」
つまり支配・被支配の関係に平等があることを意味しています。
ですが、同時に支配者になるほど「徳」があることを重視されます。
「徳」とは、
品性
社会的に価値のある性質
善や正義にしたがう人格的能力
まとめると、経営者は人徳を積み、風通しのよい会社の文化を創るといういことが使命となります。
つまり「風」で経営するとは、
トップの徳風で治める、という意味になり、
「孔孟の儒」では、
君子の徳は風、小人の徳は草…
風吹けば草従う
となるのです。
ちょっと難しいかもしれませんが、よく考えてみて下さいね。