
【儲けることの罪悪感をとりはらう】
愛知県は自動車産業をはじめ「ものづくり」が盛んな地域です。
とても真面目でコツコツとがんばっている会社がたくさんあります。
品質の高いものを安価で提供することに誇りをもっています。
それが技術力であり、他との差別化を生むものなのです。
お客さんに負担にならないように提供してあげることが親切であり、正しいことだと信じて育てられました。
だから儲け根性が見えると、スグに批判の対象になってしまいがちです。
たしかに経済が右肩上がりで、つねに需要が供給を上回っていた時代は他と横並びのやり方でも会社が回っていきました。
しかし今や多くの業界が明らかな供給過剰になっています。
獲得できる顧客数が減っているので、客単価を上げないとどんどん経営が厳しくなっていきます。
なのでもっと積極的に「儲ける」ようにしてはどうでしょうか。
ビジネスは誰かが儲かれば、誰かが損をするという「ゼロサムゲーム」ではありません。
海から海水をくみ上げるようなものです。
どれだけバケツでくみ上げたところで、何の影響もないのです。
だから「儲ける」ことへの罪悪感をとりはらいましょう。
たくさん儲けて、税金を払って、雇用を生めば、それは立派な社会貢献にもなるのですから。