
【お客さんに疑問を投げかける】
先日、ある展示会におじゃましたときのこと。
入り口を入ってスグのところに手書きのボードで、
「この素材はナニで出来ているでしょうか?」
「①杉、②ヒノキ、③楓、④ケヤキ」
と書かれていました。
「う〜ん、ケヤキかな〜?」
と、考えながら少し進むと、次のボードが現れて
「ここの吹き抜けは何畳あるでしょうか?」
という質問。
上を見上げながら、
「え〜、四畳半くらい?」
と分かりそうでわからない質問に頭を悩ませながら進んだところに営業マンが笑顔でお出迎え。
「こんにちは。今日はありがとうございます!
ところで先程の質問のこたえ、何だと思います?」と…。
なんと上手な導入部の作り方でしょうか。
もう、この時点ですっかり相手の術中にはまってしまいました。
その後の会話がスムーズに運んだことは言うまでもありません。
相手に疑問を投げかけると、相手の頭のなかはそのことでいっぱいになります。
その間は、あなたが主導権を握っていることになります。
この場合、まだ対面する前のタイミングで既に主導権を握ってしまっているのです。
疑問の投げかけは、それほど威力を持っている好例です。
なので、ぜひあなたも「疑問」を上手に使ってみましょう。
お店、チラシ、ホームページ、カタログ、プレゼンテーションから営業トークまで、色んな所で使えますよ!