
「メルマガを始めようと思っているのですが、何をどうやっていいのかわからなくて…」
メルマガの書き方がわからなくて、こんなご相談を社長さんからよくお聞きします。
いま、成功している会社ほどメルマガをじょうずに活用しています。
SNSがすごい勢いでシェアを伸ばしていますが、
その中にあっても、特定の企業からの情報を得ている割合が高いのは、いまだにメルマガです。
だから成約率もSNSより高いという結果がでます。
なのでメルマガはいまでも重要なインターネット上のツールです。
でも同じメルマガでも、読みたくなるメルマガと、うっとおしいと感じるメルマガとありますよね?
せっかくメルマガをはじめても、誰にも読んでもらえなければ悲しいですよね。
では、見込み客に読んでもらえて、喜んでもらうメルマガにするにはどうしたらいいのでしょうか?
①メルマガ配信システムを利用する
まず、メルマガの書き方を説明する前に、メルマガを配信してくれる配信サービスを準備しましょう。
有料のものから無料のものまで様々なものがあります。
あなたのビジネスで最適だと感じるものを選んでください。
これからビジネスで長くメールを使っていくのであれば、やはりビジネス用に有料の配信システムをオススメします。
後あとの管理や積極的なメールマーケティングをするのであれば、なおさらです。
②イベントやセールだけの情報コンテンツにしない
1日にメルマガが送られてくる数って、かなりありますよね?
メルマガの書き方で大切なことは、そこに書かれているコンテンツの質です。
中でも、イベントやセールやオススメ品など、ただの情報が羅列されているだけのメルマガは、
すぐにゴミ箱行きの可能性が高まります。
事実が箇条書きのように淡々と述べられているメルマガは面白みがなく、そこに人間性やストーリー性が感じられません。
このてのメルマガは商品やサービスに興味がなくなったとたん、迷惑メールの仲間入りです。
③あなたの人間性が伝わる「親密感」を演出する
モノやサービスはいずれ飽きてしまうものです。
長くお客さんとの関係を続けられるメルマガの書き方のコツは、ズバリあなたとお客さんとの人間関係をいかに作るかです。
心と心が繋がっていることが、関係を育み、長いおつきあいができるようになります。
なので、あなたの人間性や人柄、人情のようなものがお客さんに伝わるようにしましょう。
究極は一人ひとりに個別に手紙をだすことと同じです。
④インパクトのある「件名」を考える
メルマガの書き方でもっとも大切なことは、まずは開封してもらうことです。
ケイタイにメールの着信が入って、まっ先に目にするものって、そのメールの「件名」、いわばタイトルですよね?
このタイトルで、そのメールがゴミ箱に行くのか、読まれるのかが判断されます。
なので思わず開封したくなるような「件名」を知恵をしぼって考えましょう。
どれだけ内容の素晴らしいメルマガを書いても、読まれなければあなたの努力は報われません。
次に読み進めてもらうための魅力的な「件名」を考えましょう。
⑤相手に語りかけるような口語体にする
メルマガの目的は、何度も言うようにお客さん(見込み客)との関係性を深めることです。
だから大勢の人に話すような話し方でもいけませんし、お役所の文章のようなかたい感じもいけません。
そのお客さんだけのために語りかけているような口語体にしましょう。
もちろん「ヤベー」とか「ムカつくぜ」とかくだけすぎた言葉遣いはNGです。
適度な、いい意味での「くだけた感じ」を出してあげましょう。
それが、お客さんにあなたを身近に感じてもらうメルマガの書き方です。
⑥テーマを1つに絞る
メルマガの書き方で大切なことは「テーマを1つに絞る」ということです。
メルマガは人間関係の構築が需要だと言いましたが、ただ思ったことをダラダラと書いていてもいけません。
なので、まずは書く文章のテーマを1つに決めましょう!
そのお客さんに何を伝えたいのか、をハッキリと決めて文章を書くことが大切です。
もちろん「件名」と内容がしっかりとつながったものでなくてはいけません。
コツは、あなたのビジネスに関するテーマや、あるいはあなたのビジネスにつながる「オチ」をさりげなく入れておくことです。
⑦お客さんのためになる情報を与える
お客さんのためになる内容を発信することが、メルマガの書き方として重要です。
よく見かけるのは、発信者側の言いたいことをツラツラと書いた内容のもの。
いわゆるあなたの日記的な感じのものです。
あくまでもお客さんが思わず「なるほど!」と思って喜んでくれるコンテンツが、あなたのメルマガを長く読んでくれるためのコツです。
お客さんのヤクにたつ、「それそれ!そこが知りたかったんだ!」という情報をお客さんに発信しましょう!
⑧セールスばかり続けない
メルマガの書き方でよくある間違いは、売り込みのやり方です。
すぐに迷惑メールと同類になってしまうのが、いつもセールスばかりになっているメルマガです。
「あーまたか」と思うような「煽り(あおり)」の文言が並んでいるとうんざりしますよね?
たいてい1度買い物をしたり、サービスを受けことのあるお店や会社から届くことが多いはずです。
でも最初は好意をもっていたショップや会社に対して、しだいに嫌気がさしてくることもしばしばです。
セールスばかりは嫌われます。
せめて「1コンテンツ 1セール」というように、1回セールスしたら、次はお役立ちコンテンツにする、を心がけましょう。
⑨配信解除をわかりやすく設置する
「もう、うっとおしいから配信解除したい」と思っても、解除の仕方がわかりづらいメルマガって多いですよね。
発信元は、解除されないように必死かもしれませんが、ハッキリ言って印象をさらに悪くしているだけです。
ここまでくると、スパムメールとほぼ同じ扱いになります。
なので、配信解除はわかりやすく、簡単にしましょう。
これはブログの書き方でも大切にしたい、お客さんへの配慮です。
去っていくお客さんを追っかけてはいけません。
いずれにしても、お客さんは、そのほとんどが、あなたから去っていきます。
もちろん長い関係を作るための努力をすることが重要ですが、「去るもの追わず」の精神を持ちましょう。
興味の失せたお客さんを追っかけても、イメージを悪くするだけです。
新しくあなたに共感してくれるお客さんを獲得する努力をしたほうが、はるかにあなたのためにもなります。
まとめ
以上、メルマガの書き方のポイントを9つにまとめてみました。
①メルマガ配信システムを利用する
②イベントやセールだけの人間味のない情報コンテンツにしない
③あなたの人間性が伝わる「親密感」を演出する
④インパクトのある「件名」を考える
⑤相手に語りかけるような口語体にする
⑥テーマを1つに絞る
⑦お客さんのためになる情報を与える
⑧セールスばかり続けない
⑨配信解除をわかりやすく設置する
メルマガは、例えて言うなら学生のころに、日誌にかかれた先生からのコメントです。
もしくは、あなたに届く親からの手紙です。
そこに書かれているのは、あなたのことを気遣った「心」のある文章です。
決して先生や親の言いたいことだけが、書いてあるわけではないですよね。
メルマガではお客さんのことを気遣ったあなたの「心」を届けるように書いてみてください。
そうすれば、あなたとの末長い関係をお客さんと続けていくことができるでしょう。