
『経費削減を不用意にやらない』
「ここの費用多すぎなんじゃない?」
決算書の数字を見て、そんなふうに思うことってありますよね?
出ていくお金が多くなると、それを抑えたくなるのは当然の心理です。
でも、「出ていくお金」=「費用」=「少ないほうが良い」と単純に判断していいのでしょうか?
販売経験がないひとほど、このような考え方を持ちがちです。
特に販売増大、粗利の増大、付加価値の増大のために出ていくお金である「広告宣伝費」や「交通費」などが削減されると売上げが一気に落ち込むことがあります。
出ていくお金を減らしても、入ってくるお金が輪をかけて減ってしまったら意味がありません。
なによりも「売る」という行為へのモチベーションの低下は深刻な販売不振を招きかねません。
なので「経費削減」は慎重に判断しましょう。
配送効率や在庫回転率の向上などなど、自社の都合を優先しすぎると、いつの間にかお客さんが去っていた、なんてことになりますよ。