
【服は口ほどにモノを言う】
先日、東京でマーケティングのセミナーを受けたときのことです。
「一流の存在感」〜 という著書を持つ「所作」を指導される女性コンサルタントの方と懇親会で隣になりました。
「服装に徹底的にこだわりなさい」
「服装で相手を圧倒しなさい」とのお言葉。
私が若かりしころ、その語り口が好きでよく読んだ自動車評論家の巨匠「徳大寺有恒」(一昨年死去)さんの「ダンディー・トーク」という著書があります。
その中から服装に関するこんな一節を見つけたのでご紹介します。
(男性向けの内容なのでご容赦ください。本人はメチャクチャお洒落な人でした)
「男は外観より中身だという人もいるけれど、それは嘘だ。
少なくとも国際社会では通用しない。
イギリス人は、その人がどういう思考を持つ人かを見るときに、着ている服を見て判断する。
アメリカもそうだ。
なぜなら、服装術というのは、実に複雑な知識の上に成り立つものであり、うまく着こなしているかどうかで、その人の知性やセンス、生活観や思想が分かるからだ。
服装も教養のうちなのである。」
「十九世紀の文豪バルザックは、『服装に対する無関心は、精神的な自殺にひとしい』といっているが、その通りだと思う。
服装に対する無頓着さは、その人間の精神の停滞をあらわしているといっても過言ではない。
なぜなら、服装というのは、最もてっとりばやい自己表現だし、会話や文章以上に、自分自身を分かってもらえる絶好の手段となるものだ。
それをないがしろにするということは、自分自身を粗末にすることだし、第一、人に対して失礼だ。」
いかがですか?
今日、出掛ける時に服装にこだわってみては?