
『穴熊社長にならない』
将棋がもり上がっていますね。
大局的な戦略を考え、手筋となる戦術を考える。
攻めと守りのバランスを考えないと勝つことができない。
将棋は論理的に先を読むという力をつけることができるので、ビジネスにも大いに役立ちます。
ところで将棋の守りの型の1つに「穴熊囲い」という王将を守るための守備の形があります。
王将が将棋盤のいちばん隅に居座り、その王の周りを金銀をふくむ様々な駒で王将を守る陣形です。
その姿が、クマが穴蔵に潜るように見えるので「穴熊囲い」という名がついています。
やはり守備にめっぽう強い戦法です。
でもこの陣形、ビジネスではNGです。
なぜなら社長が市場に出ていないから。
側近たちに囲まれて、安全な場所にいたのでは、最前線で何が行われているのかが分かりません。
すなわち、お客さんのナマの声が社長の耳に届きません。
お客さんの欲求の変化に気づけなくなったとき、販売が振るわなくなっていきます。
なので社長は「穴熊」にならないように気をつけましょう!
お客さんのナマの声を集めるように動きましょう。